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【米国投資】NYダウ、S&P500徹底比較!手数料や利回りも含めてどちらが優れているか検証

投稿日:2017-07-07 更新日:

NYダウとは

NYダウ平均株価はアメリカの代表的な株価指数です。「ダウ工業株30種平均」のことを指します。ダウ・ジョーンズ社が優良30社を選び、株価を元に計算しています。30社は時代に合わせて入れ替えられています。日本で言えば、日本経済新聞社が225社を選んで株価を元に計算している日経平均株価のイメージにとても近いのがNYダウ平均株価です。
工業株平均と書いてありますが、構成銘柄の中にはゴールドマン・サックス(金融)、トラベラーズ(保険)、ビザ(その他金融)など金融の会社も多く含まれます。ちなみにGoogleは含まれません。

Q. なぜダウ平均は30社だけで数値化しているのか?

なぜアメリカを代表する指数なのに、たった30社なんだろうって。アメリカ代表なのに少なすぎではないでしょうか?ニューヨーク証券取引所の上場企業数は約2800社もあります。ちなみに日本の東証1部は1700社ほどで、日経平均株価でも225銘柄を対象にしています。
こんなに少ない理由は、

A. 計算が大変だったから。

NYダウが誕生したのは、今から100年以上前の1896年。電卓やパソコンもない時代ですから、計算はすべて紙と鉛筆でやっていたそうです。なので、複雑な計算はできませんでした。

30銘柄と数が少ない理由は、紙と鉛筆で簡単に計算できる少ない数でスタートしたからです。最初は12銘柄しかありませんでした。毎日、何百社も紙で計算してたら大変ですよね。ダウは連続性を重視していますので、今でも同じ30社で、ほぼ同じ計算方式で算出しています。120年の歴史が信頼を生み出しているともいえます。

Q. なぜAppleは2015年までダウ平均に入っていなかったのか?

アメリカを代表する企業30社の株価指数をダウ平均は採用しています。
しかし、アップルは2015年3月までは入っていませんでした。
誰もが認める世界的企業なのに、アメリカ代表30社であるダウ平均に入っていなかった理由は、

A. 業績がよく、株価が高すぎたから。

アップルの業績がよく、株価が高すぎるため、ダウ平均の構成銘柄に入れてしまうと数値が大幅に変化するためです。ダウ平均への寄与度が大きいとアップル1社の数値に振り回されてしまいます。そのため、アップル社はダウ平均30社に採用されていなかったのです。Google(グーグル)がダウ平均に採用されていない理由も、アップルと同じ理由です。

アップルは2014年に株式分割を実施したため、それまで600ドル台だった株価が100ドル前後になりました。それで2015年にダウ平均に採用されたのです。
ちなみに、2015年のアップルと入れ替えで除外された企業がアメリカ通信大手のAT&Tです。AT&Tが除外された理由は、通信銘柄として米VerizonとAT&Tの2社が入っており、どちらかの除外を検討した結果、株価が低いAT&Tに決定したのことです。

S&P500とは

S&P500指数は、Standard & Poor’s®が開発した株式インデックスで、ニューヨーク証券取引所、NASDAQに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を浮動株調整後の時価総額比率で加重平均し、指数化したものです。

NYダウとS&P500の違いを比較する

現状か先行きか

S&P500が時価総額、NYダウは株価をもとにした指数なので意味合いが異なります。

NYダウの算出もとになるのは採用銘柄の「株価」です。株価は「その時の株式の需給バランス」を指しているようなもので、ある企業の株を買いたいという人が多ければ株価は上がり、株を売りたいという人が多くなれば株価は下がります。
つまり企業の成長期待や先行き不安を「先取りしている」ものと考えられるので、NYダウは「米国株式市場の今後半年程度の先行きを示すバロメータ」と捉えられます。

一方で、S&P500の時価総額とは「株価×その株の発行数」です。時価総額が大きいとその企業の業績や資産が高いと判断でき、「現在の企業価値」を見るのに役立ちます。つまりアメリカ株式市場の8割を占める時価総額をもとに算出しているS&P500は「アメリカの株式市場の現状の動向を把握できる」指標となります。

分散の程度

NYダウとS&P500では組み入れてる銘柄数が10倍以上違います。日本で言う日経平均株価とTOPIX指数みたいなもので、米国株式市場全体の現状をより正確に反映しているのはS&P500といえるでしょう。

NYダウとS&P500のパフォーマンス

過去5年間のパフォーマンス

S&P500 > NYダウ

過去23年間のパフォーマンス

NYダウ > S&P500

http://www.investopedia.com/markets/

期間によってブレはありますが、ほぼほぼ同じようなパフォーマンスと見てよいでしょう

NYダウとS&P500どちらを選ぶべきか

日本のブロガーはS&P500 >> NYダウという評価が目立ちます。たしかにS&P500はパフォーマンスが高く、分散性も高いのでおすすめです。しかし、実際に投資対象を考えた場合、

S&P500連動国内インデックスファンドの選択肢が少なすぎ、実質ETFを選ぶしかない

のがネックとなります。i-mizuho米国株式インデックス(信託報酬年0.54%)の1択と考えて良いでしょう。こいつは手数料が無駄に高いし中身は結局ETFです…従って、必然的にS&P500連動のETFを狙うことになりますが、ETFは下記のように扱いづらい特徴がいくつかあります。

ETFの欠点

  1. 積立投資しずらい(累投の選択肢がない)
  2. 国内ETF(東証SPDR S&P500ETFなど)は圧倒的に出来高が少ない。任意のタイミングで大きな売買を行えない可能性がある
  3. 分配金に2重に税金がかかる(10%の外国源泉徴収税 + 20%の国内税)。前者は確定申告で取り戻せるが手続きが面倒。そもそも分配金は勝手にぜんぶ再投資して欲しい…

このあたりがわたしは気になりました。ETFはわたしのような無精者には管理が面倒です; 一方で、NYダウ連動の国内インデックスファンドは低信託報酬のものが2016年あたりから登場し始めており、手軽に運用できるのが魅力です。(数年前までS&P500同様手数料が高かった…)

NYダウ・S&P500連動のおすすめ国内インデックスファンド
ファンド名 インデックス ファンドの管理費用
iFree NYダウ・インデックス NYダウ 0.243%
たわらノーロード NYダウ NYダウ 0.243%
i-mizuho米国株式インデックス S&P500 0.6156%

わたしが最終的に買ったのは…

以上から、最終的に

iFree NYダウ・インデックス

を積立することにしました。こちらの損益評価も日々公開していきますのでよろしくお願いします。ちなみに米国市場は過去30年間(ロングスパンで見れば)非常に高い成長率を維持しています。対して日本は…

米国市場、わたしと一緒に投資してみませんか。

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岩崎(iwsk)です。2013年ごろ東京大学経済学部を卒業しました。わたしが投資を始めたのは26歳、「怖い」「リスクがある」というイメージを漠然と抱いておられる方もいらっしゃるでしょう。(現にわたしがそうでした笑)

このブログでは、正しい知識、ものの見方を発信していきたいと考えています。そしてわたしの日々の評価損益も。みなさんと一緒に1歩ずつ確実に前進していければ幸いです。