先進国インデックス投資が最強だと証明する岩崎ブログ

東大教授に教わった「インデックス投資最強理論」を実践。東京大学経済学部卒が毎日評価損益を公開

ウォーレン・バフェットの驚くべき収益成果

投稿日:2017-07-01 更新日:

ウォーレン・バフェットってどんな人?

ウォーレン・バフェットは、1930年に米国のネブラスカ州オマハで生まれ、現在もオマハに暮らしながら投資会社バークシャー・ハサウェイの会長兼CEOを務めている。繊維会社だったバークシャー・ハサウェイ社を1965年に買収し再建に乗り出した。結局、繊維事業を立て直すことはできなかったが、保険事業を中心とした投資会社として生まれ変わり、数々の企業への投資を繰り返してきた。今では、世界でもトップクラスの巨大企業へと成長している。

バークシャー・ハサウェイの本社が入るビル

莫大な寄付による社会貢献

バークシャー・ハサウェイの株式の約38%を所有するウォーレン・バフェットは、世界でも屈指の資産家だが、とても質素な生活を送っている。2006年には、資産の85%、当時の金額で約3兆円をマイクロソフト創業者、ビル・ゲイツとその妻が運営するビル&メリンダ・ゲイツ財団へ寄付すると発表した。ビル・ゲイツはバークシャー・ハサウェイの社外取締役を務めるなど、公私にわたってバフェットと仲が良いことが知られている。

世界一楽しい株主総会?

バフェットが会長兼CEOを務めるバークシャー・ハサウェイは毎年5月にオマハで株主総会を開催している。わずか人口40万人の街に、バフェットをひと目見ようと世界中から株主が集まるのだ。2015年はその数、約4万人(現地メディア報道)。バフェットと共同経営者であるチャーリー・マンガーが二人で株主からの質問に長時間答え続けるのがバークシャー・ハサウェイの株主総会の名物だ。その他にも、株主総会の開催期間に、バークシャー・ハサウェイの関連会社が一堂に集まり、自社の商品を割引価格で販売することも恒例行事となっている。株主総会というよりも、もはやお祭りのようなイベントと言っても過言ではないかもしれない。

株主総会の会場の様子

バフェットの50年間の年間平均リターン(複利)はなんと◯◯%

バフェットは、自社の保険事業から得られる資金を企業投資へと回し、驚異的なパフォーマンスを上げてきた。米国を代表する株価指数であるS&P500とバークシャー・ハサウェイの成績を1965年から2014年までの50年間で比較した表が下のとおりだ。

年収益率(複利)1965年~2014年 全期間の収益率
バークシャーの経営成績(※) 19.4% 751,113%
S&P500(配当込み)の成績 9.9% 11,196%

※バークシャーの経営成績は報告書ベースの1株純資産成長率で計算されています。
出所:株主への手紙を元にマネックス証券作成

S&P500は、過去約50年間に年間平均9.9%のリターン(複利)と十分素晴らしい成績を残しているが、それを遥かに上回るのがバークシャー・ハサウェイの成績だ。なんと50年間の年間平均リターン(複利)が約20%という驚くべき数字を叩き出している。棒グラフで年間の成績も見てみよう。

グラフを見ると、バークシャー・ハサウェイの成績である青い線が、S&P500の成績である赤い線を大きく上回っている回数が多いことがわかる。バークシャー・ハサウェイのリターンはS&P500に対して50年間でなんと39勝11敗。さらにバークシャーの年間の収益率がマイナスだったのはわずか2回しかない。単年の収支でなく、これだけ長期間に渡って驚異的なリターンをあげてきたのが、バフェットが伝説の投資家と言われる所以なのだ。

バフェットの投資手法は?

バフェットは、「バリュー投資」を実践している。バリュー投資とは、実際の価値よりも割安に放置されている株を購入し、本来の価値に戻った時に売却して利益を得る投資手法だ。バフェットは、割安と思った株式であれば、株価が下がった時を見計らい、すぐさま購入に向かう。2008年の金融危機はバフェットにとっては絶好の買い場であったと考えられる。

バフェットが投資している銘柄は?

それでは、一体バフェットはどんな銘柄を保有しているのだろう。
これがバークシャー・ハサウェイのポートフォリオを構成する上位10銘柄だ。(2016年9月末時点)

銘柄名 ティッカー ポートフォリオ内比率
クラフト・ハインツ KHC 22.63%
ウェルズ・ファーゴ WFC 16.49%
コカコーラ KO 13.14%
アイビーエム IBM 10.02%
アメリカン・エクスプレス AXP 7.54%
フィリップス66 PSX 5.05%
ユー・エス・バンコープ USB 2.83%
ムーディーズ MCO 2.07%
チャーター・コミュニケーションズ クラスA CHTR 1.98%
ダビーダ・ヘルスケア・パートナーズ DVA 1.98%

(出所)iBillionaire

ウェルズ・ファーゴ、コカコーラ、アイビーエム、アメリカン・エクスプレスの4銘柄で全体の約半分を占めている。これらの銘柄は、「バフェットのBIG4」とも呼ばれ、バークシャー・ハサウェイのポートフォリオの根幹となっている。

株式投資だけはない、バフェットの事業ポートフォリオ

バークシャー・ハサウェイは上場企業への投資だけではなく、未上場企業にも投資している。未上場企業への投資としては、ビジネスジェットを運営するネットジェッツ、チョコレート製造・販売のシーズ・キャンディーズ、住宅建設のクレイトン・ホームズなどが知られている。また2009年にはバーリントン・ノーザン・サンタフェという鉄道会社を約440億ドルで買収した。直近では2015年8月に宇宙事業向けの航空機部品の製造などを手がけるプレシジョン・キャスト・パーツを約372億ドル(発表時の為替レートで換算して約4兆6400億円)で買収すると発表した。バフェットは、本来の企業価値に比べて割安だと判断すれば巨額の買収も厭わないのだ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

初心者にもわかるバフェット流「長期投資」とは

目次1 1ドルのものを40セントで買う哲学2 株式投資の極意は良い銘柄を良いタイミングで買い良い会社である限り持ち続けること3 世論調査なんて考えることの代わり …

【中国株式】Tencent(テンセント)を200株に買い増しました

2018/01/03

テンセントという企業のすごさは以前の記事(これ)で書きました。 昨年、2017年12月にテンセント株が20%ほど値下がりました。一時的な値下がりだと読んでいまし …

【ポートフォリオ】2017/12現在の保有資産一覧はこれです。

2017/12/07

楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))を組み入れました ついにでました。VTIのインデックスファンド! 信託報酬も安く、 …

【評価損益】2017-07-24収支報告

2017/07/24

目次1 ひとこと2 保有商品一覧3 【2017年7月】保有中のインデックスファンド、アクティブファンド、外国株式4 保有商品詳細(すべて) ひとこと テンセント …

【中国株式】Tencent(テンセント)を100株購入しました

2017/07/12

テンセントという会社、皆さんはご存知でしょうか。私はお恥ずかしい話ですが、つい最近まで知りませんでした。調べてみるとなかなかすごい会社だったので勢いに任せて購入 …

【評価損益】2017-07-11収支報告

no image

2017/07/11

目次1 ひとこと2 保有商品一覧3 【2017年7月】保有中のインデックスファンド、アクティブファンド、外国株式4 保有商品詳細(すべて) ひとこと 毎月定期積 …

岩崎(iwsk)です。2013年ごろ東京大学経済学部を卒業しました。わたしが投資を始めたのは26歳、「怖い」「リスクがある」というイメージを漠然と抱いておられる方もいらっしゃるでしょう。(現にわたしがそうでした笑)

このブログでは、正しい知識、ものの見方を発信していきたいと考えています。そしてわたしの日々の評価損益も。みなさんと一緒に1歩ずつ確実に前進していければ幸いです。